自閉症の知り合いを理解するために『 ぼくはアスペルガー症候群』を読んだ感想です。
自分にも当てはまる部分が多かったので、その部分を抜き出してまとめました。
この小説は医学的な部分は触れておりません。
著者:権田真吾さん本人の体験談に基づく内容です。「へ~」と思う部分や、「自分にも同じような部分があるな」と誰でも楽しめる本だと思います。
メタ言語やあいまいな指示がわからない
メタ言語の理解に乏しい
P14
メタ言語とは要するに”ニュアンス”を含む言語です。
冗談が通じないとかですかね~。自分もめちゃめちゃ当てはまります。
アスペルガーは空気が読めない
空気の読めない言動を繰り返す
P18
空気が読めない傾向が強い。ということです。
私自身、日常生活で空気を読む努力はしていますが、まれに空気が読めません。というか、相手の気持ちを考えることが面倒くさくなります。大人って、なかなか本音の言わないじゃないですか。空気を読みすぎるのも良くないと自分自身に言い聞かせています。
考えていることを口にだしてしまう癖
コンピューター業界ではアスペルガー症候群の人が多いと言われている
P23
私もよく仕事しながら、独り言をブツブツ言っていますね。人に聞こえないように注意はしていますが…。
伝えたいことがあった場合、言わなくてもいい事を言ってしまう事はあります。というか我慢できなんですね。
相手が傷つくこと以外は伝えても良いと思っています。
ぼくは自己アピールができない
「がんばっています」という言葉より実績でアピールしたい
P30
めちゃめちゃ当てはまります。
傾向が強いだけで、まったく問題ないと思っています。時代も、実績重視になりつつあるのではないでしょうか。
ビジュアル情報のほうがわかりやすい
ビジュアル入りの情報は心強い
P33
私は、20歳すぎた頃からこの事を分かりました。それ以降は、マインドマップや図解で物事を覚えるようにしています。
問題集なども図解のほうが脳に残りやすいです。
脳の違いによるものではないかと思いますね。お知り合いで、覚えることが苦手な人は一度試してみることをおすすめします。
粘り強さは人一倍
粘り強さも良し悪し
P41
ビジネスシーンでは、スピードが重視される傾向にあるため、粘り強さも必要だけど、スピードも大事という内容です。
だからこそ、コンピューターなどのコツコツした作業に向いているのでしょうね。
音に敏感
両親の喧嘩がトラウマに
P41
最近の医学では、自閉症は遺伝によるものだと言われているようですので、この内容は難しいです。
ですが、私も同じような傾向があります。人が立てている音、とくに咀嚼音はダメです。ドアをバン!って閉める音もだめです。仕事中は不快な音ではやりたくないですし、敏感なほうです。
当てはまる人は、イヤーカフやノイズキャンセラーヘッドホンなどがおすすめです。私の場合は、ノイズキャンセラーヘッドホンを購入してから心に余裕がでてきました。
クラスになじめない
怒りっぽい子どもだった
P123
クラスになじめないことはなかったですが、自分から輪に入ろうとしたことはなかったですね。
ワイワイと賑やかなところには自ら行きたいとは思いません。
怒りっぽいとありますが、今でも怒りっぽいですね笑
アスペルガーは偏食が多い
アスペルガー症候群の人の偏食は健常者に比べて度を越していることが多い
P142
私の場合は、偏食ではないですがなにを食べても美味しいと感じるので1つの事を食べ続けますね。
たとえば今は、バナナとカニパンを毎日食べています。そういった傾向もあるんだと理解できました。
こだわりが強い
とがったものが嫌い。いわゆる「先端恐怖症」だ。
P146
私は、先端恐怖症ではないが知り合いに同じようなひとがいる。著者と同じく注射も嫌い。
要するに、強弱が健常者と比べて強い傾向にあるという捉え方でよいと思う。